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生涯循環器救急医療を要しない外来通院を目指して

[2019.10.04]

心臓と大動脈

こんにちは、キタ・クリニック院長の北村昌也です。

私は24歳で医師になってから、最初の22年間は心臓血管外科医として救急医療を含むあらゆる心臓血管手術を主に最終治療手段として行っていました。

しかしながら救急搬送されてくる患者さんの中には、病院到着時にすでに手術が受けられない状態の方々を少なからず経験し、さらに重症の大動脈解離などにより緊急手術で救命しても同年代の人と同じだけ長生きできない方々を術後外来で経過観察していました。

その経験から、医療の最前線として開業し、当院に通っている患者さんには、生涯にわたり循環器救急医療を必要としない外来通院を目指して、これまで15年間診療を続けてきました。

幸いこの15年間で当院から救急搬送をお願いしたのは、急性腹症2例(胆石胆管炎1例、子宮外妊娠1例)のみで、循環器疾患で救急医療を要した方はいませんでした。

皆様ご承知の通り、現在我が国は世界的な長寿国であり、特に健康寿命(自分自身で日常生活の可能な状態)をのばすことを各個人も国も最も大切にしています。

日本には古来より「一病息災」というとても貴重な言葉があります。

ある程度の年齢になれば、誰でも高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などのいづれか、あるいは程度の差はあっても動脈硬化症(血管の加齢)は必ず進んできます。

したがって何か一つの病態があれば、定期的に「かかりつけ医」を受診し生活習慣を改善することで、あらゆる疾患の予防や早期発見に役立つと思われます。

さて、いろいろな疾患の中で特に注意すべきものは何でしょうか?

もちろんご自身のご両親やご兄弟などの遺伝的に近い方々がかかった病気や同居などで生活習慣が同じ方々が同じ生活習慣の改善を目指すのは当然のことと思います。

ちなみに現在の日本での死亡原因は、1位:各種悪性腫瘍(がん)、2位:心臓血管疾患、3位:脳血管疾患ですが、悪性腫瘍(がん)ははっきりした予防法はなく早期発見が唯一の救命法であり、幸い悪性腫瘍(がん)による救急搬送はまれです。

したがって救命を目的とした救急医療を避けるためには、心臓血管疾患や脳血管疾患の予防や綿密な外来管理が重要と思われます。

我が国の近隣で医療を含めて4000年以上の歴史をもつ中国には、古来より「人は血管とともに老いる」という有名な言葉があり、かの絶世の美女楊貴妃も血管の老いない薬膳を追求しており、現在では摂取した方が身体に良いされているEPAやDHAなどのいわゆるオメガ3脂肪酸がその一つではないかとされています。

以上のことから、生涯にわたり循環器救急医療を避けるためには、心臓や脳を含む全身の血管系疾患の予防や外来管理が重要と思われます。

当院では頸部を含む心臓血管エコーエルゴメーター運動負荷心電図など、非侵襲的な外来検査(心臓血管、血液、呼吸器など)は全て可能であり、その検査結果から必要に応じて、時期を選んですみやかに連携病院でのCTやMRIなどの検査を受けることができます。

当院では受診する前の電話相談なども随時可能です。どうぞよろしくお願いいたします。

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