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不整脈の診断・治療

不整脈とは、心臓の拍動(心拍)のリズムが一定でない(不規則または数が多すぎる・少なすぎる)状態を言います。

通常心臓の拍動は、上半身からの血液が流れ込む右心房の上端にある洞結節(安静時に一定のリズムで電気を発する細胞集団)から左右の心房全体に電気信号が伝わり、最初に左右心房が同時に収縮して血液を左右心室内へと押し込んだ後で、その電気信号が心房から心室へつながる房室結節(一方向へ電気を伝える心筋細胞束)を通った後で、左右心室へつながる左脚前枝・後枝右脚から左右心室全体に伝わって、左右の心室が同時に収縮してそれぞれ全身と肺へ血液を送り出すことにより、ポンプとしての心臓の仕事を行っており、昼夜休まず1日平均約10万回繰り返しています。以上のように、心臓内の電気信号の発生からそれを左右心室まで伝える主な通り道(心臓の細胞束)を刺激伝導系と呼びます。

不整脈は、刺激伝導系の先天性異常(副伝導路など)以外に、生活習慣病に関連した高血圧性心疾患、狭心症・心筋梗塞、心不全、弁膜症や呼吸器疾患、さらに甲状腺疾患等の内分泌疾患などの様々な病態に伴って引き起こされ、時に突然死の原因となり、循環器救急医療を必要とします。加えてミネラル摂取不足や下痢・嘔吐などによる血液中の電解質異常、睡眠不足やストレスなどによる自律神経系異常、妊娠・出産・産褥期や更年期などのホルモンバランス異常などによっても起こることがあります。

不整脈の症状としては、動悸、めまい、失神、胸部違和感、息切れ、胸痛などがありますが、症状が出ない時でも中等度以上の不整脈を認める場合もあります。

診断・治療

まずは、標準12誘導心電図やホルター(24時間)心電図等を用いた検査から、どのような不整脈かを診断します。

不整脈には、心拍数が多い頻脈性と少ない徐脈性、血液を押し出す心臓の部屋(心室)が原因の心室性と、血液を貯める部屋(心房)や房室結節周辺等が原因の上室性など、多くの種類があり、しかもいくつかの不整脈を同時に生じている患者さんも比較的多く認められます。

したがって、その治療は、不整脈のタイプによって多岐にわたります。最初は食生活や生活習慣の改善に加えて、各種の抗不整脈薬などの内服治療により、不整脈を抑えたり、脈拍をコントロールしたりする治療が一般的です。

さらに当院では、特に妊婦さんや授乳婦さんの不整脈治療には、各種の漢方薬による内服治療を産婦人科専門医と連携の上で、妊娠初期・中期・後期出産・産後期授乳期を通して、心不全の併発などにも対処しながら、全期間安全に継続しています。

なお、薬物治療によっても症状を伴う不整脈発作を繰り返す場合突然死を引き起こすリスクが高い場合などには、最近ではカテーテルと呼ばれる細い管を手首や足の付け根の動脈などから心臓の中まで入れて行う様々な心臓カテーテル治療が優先的に行われています。

その他、ペースメーカーの植え込み術や植え込み型除細動器 を導入する外科的な治療もあります。

当院では、院長が各地の心臓病センターで手術を行っていた22年間の経験や、その後の開院15年間の循環器専門医関連の学会参加等により得た最新・最良の心臓血管疾患治療の中から、自分自身や親族が同じ疾患の治療を受ける際と同じ施設に責任をもって紹介いたします。不整脈に限らず、様々な心臓血管疾患のいろいろな質問等を診療時間内に随時お電話でご相談いただければ幸いです。

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