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虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の診断・治療

狭心症、心筋梗塞 虚血性心疾患とは、心臓自身に血液を届けている冠状動脈が狭くなったり、詰まったりすることで、心臓の筋肉(心筋)への血の巡りが阻害されて、心臓に障害がおこる疾患を言います。

 一般的に知られている狭心症や心筋梗塞も虚血性心疾患に含まれ、発生状況や程度により循環器救急医療が必要となります。

狭心症・心筋梗塞

 心筋に血液や酸素を供給している冠状動脈の狭窄によって、胸の痛みや締めつけるような圧迫感などを生じる病気が狭心症です。さらに進んで、冠状動脈の閉塞によって心筋の一部が壊死してしまった状態を心筋梗塞といいます。

原因

 虚血性心疾患の原因として、高血圧症、脂血異常症、糖尿病などによる動脈硬化症や、脱水や炎症などの血栓(血の固まり)を作りやすい血液の状態、様々な要因による冠状動脈のれん縮(けいれんして収縮すること)などがあげられます。

 その他、喫煙、連日の飲酒、肥満やストレス等が増悪因子とされています。

診断・治療

 虚血性心疾患の診断は、標準12誘導心電図、ホルター(24時間)心電図やエルゴメーター等の運動負荷心電図に加えて、心臓エコー検査、血液生化学検査などの比較的低侵襲な検査により、冠状動脈のどの部位に狭窄や閉塞があるか、その重症度はどのくらいかを判定します。

 さらに必要に応じて造影剤を用いた冠状動脈CT検査や冠状動脈カテーテル検査などが行われ、冠状動脈の狭窄や閉塞の程度を診断します。

 虚血性心疾患の治療としては、薬物治療等を中心として生活習慣の改善を行い、原因となるものをコントロールするのが一般的です。

 冠状動脈の狭窄や閉塞の程度、病変が何か所あるか、分岐部など特殊な部位か、あるいは心臓の機能によっては、特殊なステント(狭いところを広げて支える網状の筒)などを用いた冠状動脈カテーテル治療や外科的な冠状動脈バイパス手術などが行われます。

 当院では、院長が各地の心臓病センターで手術を行っていた22年間の経験や、その後の開院15年間の循環器専門医関連の学会参加等により得た最新・最良の心臓血管疾患治療の中から、自分自身や親族が同じ疾患の治療を受ける際と同じ施設に責任をもって紹介いたします。虚血性心疾患に限らず、様々な心臓血管疾患のいろいろな質問等を診療時間内に随時お電話でご相談いただければ幸いです。

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